イギリスには、日本ではあまり耳馴染みがないけど、実は現地の人にはなかなか有名!というコアな街がたくさんあります。
その一つが『Lincoln(リンカーン)』
今回、リンカーン州で行われるアンティークマーケットに行ってきたので、そのついでの町歩きを紹介したいと思います。
⬇️Lincolnアンティークマーケットの様子はこちら(記事は全3投稿です)
Lincolnは可愛い小さな街なので、ちょっと日帰りで楽しむのにちょうど良いところです。
人がそんなに多くない割にはオシャレなカフェや見所がたくさんありますので、少し紹介していきたいと思います。
歴史
Lincolnの街は割と辺鄙なところにあって、街自体もそんなに大きくはないのですが、なぜか大聖堂とお城跡を2つともみることができる贅沢な街でもあります。
というのも、昔この街はかなり大きな街だったそうで、一時はイギリスで3番目に大きな街にまで発展しました。
いくつもの川の合流点がこの街で、それが合わさって海に流入したために交易の拠点として栄えたそう。
そういう街に割と運命づけられていることではありますが、その後はいくたびもの洪水に襲われ、汚染水により疫病も流行ったことから一時はゴーストタウン寸前までいったとか。
イギリスの、いわばゴールデン時代に栄華を極めた街ですから、歩いてみるとけっこう面白いものを見つけることができました。
今回はそんなこの街の魅力について触れていきたいと思います。
実はこの街、イギリス人にはなかなか人気な観光地
ご当地ティータオルも外せません
場所、アクセス
リンカーンはロンドンから少し離れていて、電車で2時間半ほどの距離にあります。私の住むケンブリッジからだと車で2時間弱くらいかかります。
あまりアクセスの良いところではありませんが、私が今まで行った中でお気に入りの街の一つです。
⬇️場所はここ
見どころ
大聖堂
イギリスではある程度大きな街には必ず大聖堂があります。建物自体の大きさは大小様々ですが、その中でもリンカーンの大聖堂はなかなか見応えがあリました。
街の中心地にデカデカとあるのですぐに見つけられると思います。
⬇️場所はここ
⬇️HP(ホームページ)
■通常料金
大人:8ポンド
子供:4.8ポンド(5〜16歳、5歳以下は無料)
家族:20.8ポンド(大人2人と子供3人まで)
※2020年10月27日現在
それでは入り口から入ってみます。
奥の方に進んでいくと長い廊下に着くのですが、
ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法学校の廊下もこんな感じで素敵ですよね。
静謐な雰囲気の廊下
小ぶりではありますが、とても静かで見応えのある大聖堂でした。
大きな都市の観光地ではなかなか人が多くてゆっくり中を見て回ることができまませんが、Lincolnの大聖堂は程よい人の入りで静かな時間を過ごすことができました。
城跡
Lincolnにあってもう一つ外せないのがお城跡巡り。現在は敷地内を取り囲む城壁が残っているのみですが、この上からの眺めもとても素敵です。
敷地内も広々としてとても気持ちが良いので、ピクニックをしたり芝生でのんびりする人がけっこう見られました。
⬇️場所はここ
⬇️HP(ホームページ)
■城壁歩き
大人:10ポンド
子供:5.5ポンド(5〜16歳、5歳以下は無料)
家族:25.5ポンド(大人2人と子供3人まで)
※2020年10月27日現在
オンラインで予約可
ちなみに城壁と中の展示場や刑務所の見学ができるセットチケットもあります。
それでは城壁をくぐって中へ。
城壁をくぐってすぐの左手側に階段があり、城壁を登ることができるとの看板を発見。
今回は特に計画せずフラッと観光して回ったのですが、事前に予約していなくてもその場で料金を払えば入ることができました。
せっかくなので登ってみることに
街を一望とまではいきませんが、Lincolnの街並みを上から楽しむことができます。
Lincolnの街の近くの採石場からは赤茶色いレンガが取れるようで、少し暗い赤色の建物が綺麗です。
城壁の上はこんな感じ
一周するのに石碑を読みながらのんびり回って20分くらい。ちょうど良い距離感です。
ここは昔刑務所として使われていたとか。
現在はカフェとなっていますが、それをさらっと横に書いているだけの商売っ気のなさ笑
チケットは別売りなのですが、買うと中の刑務所見学もちょっとできるのだとか。
もちろんチケットがなくてもカフェとして楽しむことができます。
敷地内には現役の裁判所もあります。アイビーが絡まって洒落た外見。
何か縁があるのかもしれないですが、ここでもマグナカルタを発見。
マグナカルタは、昔国土を治めていたあまり評判の良くない王様に対して、国民が自身を守るために制定した民主主義の礎のようなものです。
その制定地の一つがここのようです。
Bury St Edmundsにもそういえばこんな石碑がありました。偶然にも知ることができてなんだか得した気分です。
街のメインストリートにもこんなパブが。
歴史の古い街なので何かしらあるのではと思っていたのですが、大聖堂から始まりなかなか見応えのあるものを見学することができました。
おまけグルメ
こんな感じで特に調べもせずにちょこちょこ町歩きをしていたのですが、食べものの写真も少し撮ってきたので。
Lincolnに来て、特に名物を食べに行ったとかいうこともないのですが、何もないならとりあえずと食べるのがこの『FIsh& Chips』
理由はいくつかあって、
一つは、まずまず飯マズなイギリスにおいて安定した美味しさを誇る温かい食べ物であること、値段にばらつきがないこと、最後に店によって特徴があって面白いことが挙げられます。
ということで今回はFish&Chips とシーバス(スズキ)のソテーをオーダーしました。
イギリスってあんまり、というかほとんど魚の種類がないのですが、一番一般的な魚はサーモン、そしてこのスズキとフィッシュアンドチップスのタラ。
Fish&Chips は魚の切り身に衣をつけてフライにしポテトを添えた一品なのですが、けっこうこれでいてバリエーションがあるんですよね。
今回はグリーンピースとレモンが添えられていました。
このお店のFish&hipsはチップスまでサックリと軽く揚げられていて美味しかったです。スズキもケンブリッジで食べるよりもずっとお安く新鮮なもので、やっぱりケンブリッジの物価は高いなあと再実感しました(ロンドン、ケンブリッジ、オックスフォードは家賃含めて物価がかなり高いです)
Fish&Chipsについては結構な数今まで食べてきたので、そのうちまとめたいと思います。
まとめ
Lincoln、いかがでしたでしょうか。
ロンドンからは離れている小さい街のためなかなか機会に恵まれないかもしれませんが、
とっても可愛い街なのでもし近くに寄ることがありましたらぜひ立ち寄ってみてください。
⬇️インスタ投稿(リンカーンの街の様子)