The Red Lion
📍グランチェスター(ケンブリッジの街から車で15分)
地元民に愛される可愛いパブレストラン
ケンブリッジの美味しい店『サンデーロースト』部門
ケンブリッジでうまいサンデーローストが食べたいのなら、外せないのがここ『The Red Lion(レッドライオン)』です。茅葺き屋根の美しいイギリス建築の建物で、春には様々な花が、冬には季節の収穫物やクリスマスの装飾がされていて、イギリスらしい素敵なパブレストランです。
冬もオススメです
英国の伝統的なパブレストランとして評判がよく、店のすぐ横にはグランチェスターの美しい自然を望めるため、いわゆる典型的なイギリス人の好むパブです🇬🇧 特に何があるというわけではないのですが、のんびり小川を眺めたり、小道になっている木苺を食べたり、お腹が空いたあたりで泥だらけになったブーツを履いてくるレストランです。
ケンブリッジの街の中心で歴史のある建築や大学建造物にも触れて欲しいところなのですが、イギリス食文化の真髄はむしろこういう田舎レストランにあるのではと最近は特に思います。
場所・アクセス
📍グランチェスター(ケンブリッジの街から車で15分)
イギリスの田舎あるあるなのですが、美味しいお店は街中にはほとんどありません。ケンブリッジはロンドン、オックスフォードと並んで地価、物価の高い街なのですが、他の二つと比べて交通の便が圧倒的に悪く、お目当ての店に行く時は車移動がマストになります。
なので、もし観光にきて美味しいお店に行きたい時はUBERタクシーを使うのが吉です。ちなみにここ、中心部からは自転車だと30分くらいの距離にあるので、学生はみんなチャリで来ます🙃
⬇️場所はここ
⬇️お店のHPはここ(予約もオンラインで簡単にできます)
ケンブリッジに観光に来た友人には大体ここをオススメします。イギリスのパブレストランのチェーンなのですが、名前は違いますが姉妹店がイギリス国内に点在しています。安定してなんでも美味しいというケンブリッジでは希有な店です。
交通の便が悪いところが最大のネックになります.....😅 ただ、イギリスはUBERタクシーが発達していて、アプリを使えばすぐに車を呼べますし、そこだけ解決できればやっぱりここ以外にないかなあというところです。
店内の様子
入り口
この時はクリスマス仕様
店内は温かみのある木造りで落ち着いた雰囲気です。長く地元の人に愛されるレストランで、昼時はお客さんでいっぱいです。席数はかなり多い方なのですが日曜日は特に混むので、可能ならHPより事前予約していくことをオススメします。天気の良い日はカフェテラスでゆっくりするのも乙ですよ☺️
テラス席も広々!
ここ以外にももっとイケてる席がたくさんあるので安心してください笑
ここのパブレストランは建物自体がかなり大きくて、バースペースもありますし、多目的ダイニングルームやプライベートダイニングもあります。
店内には煉瓦造りの大きな暖炉があるのですが、寒い冬の日はここに火が灯って素敵です。この時はちょうどクリスマスシーズンだったので、ドライしたオレンジやもみの木の枝が飾られてクリスマス仕様でした🎄
メニュー
ちなみにサンデーローストは『サンデーディナー』や『ローストディナー』など様々な呼ばれ方をされるので、サンデーロースト自体がメニュー表に載っていない場合があります。このお店なんかはRoast(ロースト)の部分に記載があり、店によってちょっと変わってくるので注意です。
まずは前菜、サンデーロースト以外のオススメ
今回は前菜にソフトクラブシェルの天ぷら?とサンデーローストをオーダー。お肉は牛、豚バラ肉、チキン、ビーガン用から選ぶことができます。(クリスマス期間はこれにターキーが加わります)
ソフトクラブシェルの天ぷら
これは期間限定メニューだったよう
天ぷらかどうかはともかく、皮が程よい食感で身が詰まっており、かなり美味しかったです。ちらし寿司を置いてみたり、なぜか和のテイストを取り入れているお店なのですが、イギリスによくある妙な和食ではなく、うまくイギリスの伝統料理とマッチしている珍しいパターンです。
外さないバーガー
『Short Rib&Flank Burger』
特に美味しかった定番メニューがこれ。牛肉のバーガーサンドイッチなのですが、中に玉ねぎのかき揚げが入っていてすごく美味しかったです。平日は大体メニューにあるそう。
HPよりメニューを見ることができるので気になる方はチェックしてみてください。イギリスのサンドイッチって、パンと肉がパサパサで味が薄く、何よりも冷めていることが多いのですがこれは本当に美味😳
そのほかおすすめなのはこれ
『Sweet Potato Fries』
こちらもオススメなので載せておきます。フライドポテトなのですが、ジャガイモの代わりにスイートポテト(サツマイモ)を使っています。焼いて食べようとすると日本のものほど甘味が強くないので物足りなく感じるのですが、こうしてフライドポテトにすると絶品です。サクサクに揚げられていて、冷めてもずっと濃厚で美味しいのでぜひ。
サンデーロースト
で、次が肝心のサンデーローストです。
通常のサンデーロースト
手前が豚肉、奥は牛肉
イギリス人の知り合いに話すと、『アフタヌーンティーは滅多にしないけど、サンデーローストは家でもよく食べるよ!』と言っているのをよく聞きます。スロウクッカーで6〜7時間熱をじっくり通して柔らかく仕上げるものなど、家庭によってかなりのこだわりがある様子。グレイビーソースもバターを使うか使わないか、スターチでとろみをどれくらいつけるかなど聞いていると結構差が出てきます。
豚バラ肉が最高!
ここのお店で特に美味しいのが豚肉なのですが、低温調理で柔らかく仕上げていてとってもジューシー。あと、豚肉の皮が煎餅みたいにパリパリで最高に美味しいです。そういえば、サンデーローストを語る上でこの豚の皮にこだわりを示すイギリス人も多い気がします🙄
スターチで強めにとろみをつけたグレイビーソースも肉によく絡んで美味しいですし、たっぷり盛り付けられているので遠慮なく使うことができます。
牛肉の方も美味しいのですが、日本にもあるローリーズ・ザ・プライム・リブとか、赤みが多く柔らかいものを食べ慣れている方は物足りなさを感じるかもしれません。一方でしっかり熱を通した食べ応えのあるものが好き、という方には最適です。
付け合わせにまでこだわっていて、特にヨークシャー・プディングはサクサクで新食感です。使っているバターや脂が違うのか、どちらかというと揚げ焼きになったシュークリームの皮、といった感じです。
この日の付け合わせは
葉物と芽キャベツ、定番のジャガイモと人参のグラッセ
肉もとって美味しいのですが、そのほかにも評判なのが付け合わせの野菜です。これがフレッシュで瑞々しいので人気が出るのも納得です。ちなみにローストされたジャガイモと人参が定番なのですが、ジャガイモは鴨の脂で一度揚げ、人参はこだわりのメープルシロップでグラッセにしてあります。すっごく美味しいのでせひ付け合わせも楽しんでください🤤
で、ちなみに値段なのですが、一応言っておくとイギリスの外食費としてみると平均的な金額です。しかし日本基準で見るとぶったまげるくらい高いので、びっくりしないように記載しておきます。
サンデーローストは一皿16£(2200円くらい)、ポテトは5£(700円くらい)です。※2020年1£=140円で計算
まあまあ良いところで食べたディナーくらいしますね。飲み物をつけて、お会計は2人前で7000円くらいになることが多いと思います。しかし繰り返しますが、イギリスでは外食費はこのくらいがいくのが一般的で、ここのお店が特に高いとかではありません😅
そんな感じで、ケンブリッジでレベルの高いイギリス料理を食べられるお店って意外に少ないので、友人がこちらに来たらまずすすめる場所です。
以上ケンブリッジのうまい店『サンデーロースト』部門でした。